Research Center for Re-Learning in the Digital Age

デジタル時代の学びを、
根本から再デザインする。

ReLearnDは、授業と校務の革新(授業DX・校務DX)と、その変革を担う人材の育成を、 産官学・国際の協働によって一体的に探究する横浜国立大学のYNU研究拠点です。

横浜国立大学 YNU研究拠点(2026年度認定)
Concept

3つの柱を、ゆるやかに連関させる

生成AIやクラウドの急速な普及により、授業・学習・校務の前提が大きく変わりつつあります。 ReLearnDは「学びの形」「人の育成」「循環する知」を一体的に捉え、 ツール導入の先にある“学びそのものの再設計”に取り組みます。

RESEARCH 01

授業DX

Digital Transformation for Lessons

1人1台端末・クラウドを活用した授業実践(主として複線型の構造を持つ授業)を分析し、AI時代の授業デザインの在り方を研究します。

RESEARCH 02

校務DX

Digital Transformation for School Administration

1人1台の校務端末・クラウドを活用した校務の実態(主として教職員の日常的な情報のやり取り)を分析し、AI時代の校務の在り方を研究します。

RESEARCH 03

DXを担う人材育成

Human Resource Development for DX

教員養成課程の学生と現職教員の双方を対象に、オープンなゼミナールや教育委員会と連携した研修を通じて、変革を担う人材の育成とリスキリングを研究します。

Research

3つの柱のもとで、現在は次のテーマに取り組んでいます。 学校現場での実践と往復しながら、実データにもとづいて一つひとつ明らかにしていきます。

RESEARCH 01授業DX

複線型の授業を、AI時代の学びの基盤にする。

一人ひとりが自ら学びを進める「複線型」の授業を中心に据え、その基盤・統合・実現過程という3つの側面から研究を進めています。

  • 複線型授業の基盤となる情報活用能力の育成 複線型の授業は、児童生徒が自ら学びを進める力に支えられています。学校現場で運用されている情報活用能力チェックリストの回答データを統計的に分析し、国が示す網羅的な指標をそのまま測定に用いることの難しさを実データから明らかにするとともに、教師がアセスメントとして使いやすいAIベースの支援システムの設計要件を検討します。
  • 複線型授業へのAI統合 複線型の授業について、単元全体を通した分析はこれまでほとんど行われてきませんでした。まず事例研究として、複線的な構造が学習者一人ひとりの個人差をどのように受けとめているのかを明らかにします。そのうえで、全国のAI活用事例を「どのような活動のためにAIを用いるのか」という観点から類型化し、AIをどう統合すれば授業がより良くなるのかをデザイン研究(DBR)の手法で探究します。
  • 複線型授業の実現に至る若手教師の径路分析 複線型の授業は、一朝一夕に実現できるものではありません。若手教師が複線型の授業を実現するまでにどのような径路をたどるのか、その過程で何が転機となり、何が支えとなるのかを分析します。
RESEARCH 02校務DX

校務の何が、変化を止めているのか。

校務のデジタル活用は、その多くが教職員個人の工夫にとどまっています。まず事実関係を整理することから始めます。

  • 校務DXのボトルネックの解明 紙による決裁をはじめ、組織としての活用を妨げている要因は何か。質問紙調査から事実関係を整理し、現場で改革を進める指導主事や管理職の実践を支える資料をつくります。
  • 次世代の校務DXの姿の探索 教員1人1台の校務端末を起点に、学校現場の業務フローと支援ニーズを観察・調査し、次世代の校務DXの姿を現場とともに描きます。
RESEARCH 03DXを担う人材育成

授業研究を更新し、担い手を育てる。

教師が学ぶ場である授業研究そのものを問い直しながら、養成と現職研修の双方から変革の担い手を育てます。

  • AIによる授業研究の高度化 授業を分析する科学的手法そのものを、AIによって刷新することを目指しています。まずAIによる分析が人間の分析とどの程度一致するのかを検証し、そのうえで児童生徒一人ひとりの学習過程を深く解析することで何が新たに見えてくるのかを実証し、校内研究への実装につなげます。
  • 次世代教員の養成 他学部・他大学にも開かれたオープンなゼミナール(DXラボ)を通じて、学生が研究と現場の実践に主体的に参画する場をつくります。
  • 現職教員のリスキリング 教育委員会・推進校と連携した非同期のデジタル連携により、現場の実践知を研究と養成へ還元する常設の議論の場を運営します。
Members

拠点長

村上 唯斗

横浜国立大学 教育学部・講師
教育工学・授業研究

大学側分担

脇本 健弘

横浜国立大学大学院 教育学研究科・准教授
教育工学・教師教育

校務DX研究

中戸川 伸一

横浜国立大学 附属特別支援学校・校長
学校マネジメント・特別支援教育

授業DX研究・国際研究

小水 亮子

横浜市教育委員会・指導主事

授業DX研究・校務DX研究

北代 大宙

横浜市教育委員会・指導主事

国際研究(韓国)

KYUNGBAE LEE

Gongdo Elementary School(韓国)

Network

神奈川県内の複数自治体・全校種にわたる先導的な実践フィールドと、 日韓を起点とする国際的な研究ネットワークを基盤に、実践知の循環をつくります。

国内の連携(産官学)

  • 横浜市・川崎市・相模原市・神奈川県の教育委員会および先導校との連携
  • 小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・特別支援学校にわたる実践フィールド
  • EdTech企業との共同研究による支援システムの開発・実装

国際ネットワーク

  • 韓国の学校・教育委員会との共同授業研究(国際共同学習の実践・国際学会発表)
  • World Association of Lesson Studies(WALS)等での国際発信
  • 日韓を起点に、多国間の研究ネットワークへ段階的に拡張
Achievements

拠点メンバーによる主な研究業績と、拠点の研究に関連して獲得した外部資金です。

主な論文・著書

  1. 村上唯斗,当麻由惟,高橋純「クラウドを基盤とした協働学習における児童の情報収集の特徴」日本教育工学会論文誌,47(Suppl.),193-196,2023
  2. 村上唯斗,小川晋,水谷年孝,高橋純「中学校における授業DXを促進する間接要因の検討」日本教育工学会研究報告集,2023(2),25-31,2023
  3. Yuito Murakami, Tomonori Ozawa, Kyungbae Lee, Takehiro Wakimoto, Ryoko Komizu, Tomohiko Yamamoto “Lesson Study Co-creation Processes: A Case Study of 1:1 Device-Enabled Collaborative Global Problem-Solving Learning between Japanese and Korean Teachers” Proceedings of the World Association of Lesson Studies (WALS),2025
  4. 脇本健弘,松原雅俊「データと理論による対話型副校長研修の開発と評価」教育デザイン研究,15(1),11-18,2024
  5. 脇本健弘「校務分掌を基軸としたミドルリーダー育成プログラムの開発と評価」教育デザイン研究,17(1),2026
  6. 脇本健弘 ほか(編著)『学校にリーダーシップやマネジメントは必要か? 10のデータと事例から考える』北大路書房,2026

外部資金の獲得

News
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メールでのご連絡は murakami-yuito-mc@ynu.ac.jp まで。

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